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| 続けて、「普及版 がんも自分で治せる!安保徹の免疫学入門」も、読んでみました。 |
No.14 - 2010/04/08 |
もう何年も前に、「別冊宝島」で、抗がん剤特集の本を読んだことがあります。
@抗がん剤のルーツは、第一次大戦中の毒ガスであること、
A多くのがんに抗がん剤は効かないこと、
B新薬の承認(?)試験においてその薬効が認められても、それは一
般人の感覚で「効く」というほどのものではないこと、などを読んで、
抗がん剤について不信感をいだくようになってしまいました。
医学の知識をもたない、私のような人間が発言することは、大変おこ
がましいことですが、たとえば、
外科手術については、
@がん細胞だけを除去できるのか、
A手術を契機に他の部位へ転移することはないのか(酷な言い方です
が、転移してしまいましたと仰るが、転移させてるようなものではない
か?)、
B健康な人間でも「体にメスを入れる」のは大変な負担だと聞くの
に、手術がさらに「追い討ちをかける」ことにならないか?
また、放射線治療についても、
胸部のレントゲン検査などでさえ、むやみに受けない方が良いと聞く
のに、がん細胞に放射線を照射して、がん細胞だけを殺すことができる
のか?(ピンポイントで照射するのだとは言いますが・・・)など、疑
問が尽きません。
そもそも、がんになるには、
なにか原因がある(あった)はずなのに(よく、会社が倒産してしま
ったとき、がんにもなってしまった、などという話を聞きます・・)、
原因については反省せず、
上記の3つの治療法(がんの三大療法)に頼ることは、そうした意味
ではみな、対症療法に過ぎないのではないか(すごい、非難を受けるか
もしれませんが)とも思います。
前置きが長くなり過ぎて、不愉快に感じる方もおられると思います
(どうか、ご容赦ください)。
・・・私などが話しても、まったく、「チンピラのたわ言」あるいは、
「負け犬の遠吠え」にしか過ぎませんが、
安保先生も、冒頭でご紹介した本のなかで、同様のことを理論的に、
しかもやさしい語り口で、述べておられるのです。
本の値段も安いですし(680円)、興味のある方には、ぜひ購入さ
れることをお勧めしますが、とくに印象深かった箇所を、ご紹介させて
いただきます。
(1)生き方を変え、免疫力を高める生活で、どんな病気もすぐ治る!
@がん患者のほとんどが、免疫抑制の極限状態にある
「私たちの気づいたことは、がんの患者さんのほとんどが、体内のリ
ンパ球の減少によって「免疫抑制」の状態になっているということでし
た。
これは、働きすぎだとか心に悩みがあるなど、肉体的・精神的な強い
ストレスが原因になっているのではないかと考えました。
そこで、患者さんにたずねてみたところ、その考えは、みごとに的中
したのです。・・・がんの患者さんには共通して、強いストレスが背景
にあることがわかりました。
この肉体的・精神的ストレスこそ、がんの真の原因だったのです」
Aがんの三大療法は、180度誤った方向に進んでいる
安保先生の研究室には、全国のがん患者さんから、毎日何本もの電話
がかかってきます。
その多くは、手術を受けたり、その後抗がん剤や放射線照射の治療を
受けたりしている患者さんで、つらい副作用に耐えながら治療を受けて
いるのに、快方に向かわないといった、切々とした悩みが語られます。 そのとき先生がアドバイスすることは、ひと言です。
「即刻、今受けている治療をやめてください。そうして副交感神経を刺
激する生き方をすれば、1〜2年もしないうちにがんは治ります」
先生は、誰もが信じてきた「手術」「抗がん剤」「放射線治療」は、
すべて間違っていると言い切ります。
「・・・これらの三大療法はいずれも、免疫システムを抑制する方向に
あることに大きな問題があります。
がんの本当の原因は、強い免疫抑制状態にあるのですから、方向が1
80度違っているのです。たとえ一時的にがんが切除されたり、小さく
なったりしても、いずれ再発する可能性もあり、そのときには、免疫力
が弱まっていてがんと戦うことができなくなってしまいます」
B免疫力を高めれば、がんはみるみる治っていく
「免疫」:これは、体の異常を監視して体を守り、また異常が発生した
ときには治そうとする力をコントロールするシステムだといえます。
したがって、免疫力さえしっかり発揮できる状態を保っていれば、ど
んな病気とも戦えるのです。これは、もちろんがんについても当てはま
ります。
「がんと聞くと、とてつもなく凶悪な細胞を連想し、生じてしまったら
周囲の正常な細胞をつぎつぎと破壊していくという、おそろしい悪の権
化のようなものを連想する人が多いと思います。
しかし、実は、がん細胞の生命力は強いものではないのです。
発がんの研究を行う場合には、ネズミが実験に使われます。このと
き、ネズミにがんを発生させようとすると、がん細胞を100万個も注
射しなくてはなりません。それでようやく発がんする。
ところが、リンパ球を減らしたネズミ、つまり免疫力を弱くしたネズ
ミの場合には、1000個のがん細胞で発がんします。
がん細胞は、それほどリンパ球に弱いというわけです。 健康な人の体内でも、毎日100万個ほどのがん細胞は生まれていま
す。
しかし、発病に至らないのは、免疫力が働いてがん細胞を殺している
からなのです」
先生の研究では、リンパ球を増やすような生活スタイルに移行する努
力をしながら、副交感神経を刺激するような治療を行うと、自然にリン
パ球が増加してくることが確かめられています。
がんの患者さんは、リンパ球の割合が、白血球全体の30%未満にな
っています。これが、免疫抑制の状態ということになります。正常なら
ば、だいたい35%の割合です。
ところが、リンパ球が30%を上回ると、がん細胞がどんどん退縮し
始めるのです。つまり快方に向かっているということになります。
進行性のがんさえ、7割以上の割合でがんが退縮したり、治ったりす
ることが確かめられています。
がんは、免疫力を強めることで治すことができます。同時に、免疫力
を高めるということは、がんの予防にもつながるわけです」・・・
Cがんを治す4か条を日常的に実践すること
では、自分自身でできる免疫力アップの方法とは、どのようなものな
のでしょうか。安保先生は、次のような「がんを治す4か条」を提唱し
ています。
1.ストレスの多い生活パターンを見直す
2.がんの恐怖から逃れる
3.免疫を抑制するような治療を受けない(あるいはやめる)
4.積極的に副交感神経を刺激する
「がんの最大の原因は、「ストレス」にあります。
ですから、肉体的にも精神的にもストレスにさらされない、あるいは
できるだけ少なくなるような生活パターンに変えるように心がけてくだ
さい。
もう一つ大切なことは、仕事も家事も7割でとどめることが大事なの
です。
10割の仕事をしようとするから、どうしても無理をしてしまうので
す。わたしも、仕事は5時、遅くても6時には切り上げています。
7割というのは、10割の到達点まで後3割のこっている。わたし
は、こういう状態こそ大切だと思います。常に未来に夢を持てるからな
のです。毎日毎日10割に到達しても、その先がないとしたら、脱力し
てしまいます。それもストレスなのです。
また、がんを宣告されたり、されないまでも検診などで再検査だとい
われたりすると、それだけで不安感にさいなまれてしまいます。
これがまた、精神的なストレスとなってしまい、交感神経が緊張状態
になってしまいます。リンパ球が増えず、免疫抑制の状態になるー悪循
環を起こしてしまうのですね。
がんの治療法として常識のように受け入れられている三大療法ー手
術・抗がん剤投与・放射線照射は、すべて、免疫を抑制するものですか
ら、前述したようにはっきりいって誤った治療方法なのです。
積極的に副交感神経を刺激する方法としては、針などの自律神経免疫
療方がありますが、自分自身でできるものとしては、玄米や食物繊維の
多く含まれる食品、小エビや小魚などを中心とした食生活を実践する方
法があります。 副交感神経は、ものを食べることで腸管を刺激し活性化されるからで
す。
わたしが玄米や小エビ、小魚をすすめるのには理由があります。
それは、そうした食品はそれだけで「一つの生命体」として完結してい
るから。つまり、完全な栄養素をほとんど含んでいるのです。体に悪い
はずがありません。その点では、発酵食品もおすすめですね。
また、血行を促すことも、副交感神経の刺激につながります。ですか
ら、毎日適度な運動を心がけてください。軽い体操、散歩などがいいで
すね。入浴も効果的です。・・・
別冊宝島 「安保徹の免疫学入門」 宝島社 発行 680円 P4−12 より
(2)がんの引き金は、発がん物質ではなく、あなた自身にある
@がんの原因は、外から体内に入ってくる「発がん物質」ではなく、
実はその人の生き方そのものにあるのです。
肉体的あるいは精神的な強いストレスにさらされ続けることーそれこ
そが、がんの本当の原因となります。
忙しく暮らす人々、あるいはさまざまな悩みを抱えている人々すべて
に、がんの魔の手は忍び寄っているのです。
A薬を飲み続けると、交感神経が緊張状態になる
また、ストレスの原因は、現代人の薬好きにも言及することができま
す。
何かというとすぐに薬に頼ってしまう人が、いかに多いことでしょ
う。 ほとんどの薬は、対症療法的に用いられるものですが、悪いところに
だけ効果を及ぼすならよいのですが、当然大なり小なり免疫のメカニズ
ムに影響を与えてしまうものです。 それによって、さらに交感神経が緊張状態に陥ってしまうのです。こ
れも、がんの原因と密接に結びついているといってよいでしょう。
同上 P26−27
(3)ストレスをためると、潰瘍はみるみる大きくなる
@強いストレスによって交感神経の緊張状態が続き、がんに至るー。
そのほかにも、ストレスがさまざまな悪さをすることがわかっていま
す。
それらを見ていくと、交感神経の緊張状態で増大する顆粒球こそが、
体を悪くしているのだということが、はっきりと浮かび上がってきま
す。
*「顆粒球」:白血球の一つの種類で、比較的サイズの大きい細菌
を、自らの内に取り込んで処理してくれる、・・・顆粒球と細菌などの
異物との戦いは、「化膿性の炎症」を起こして治癒するという形をと
る、そうです。 同上 P20−21
A顆粒球が増え続けて、粘膜が壊される
これは、動物実験でも確かめられています。ストレスを与えたネズミ
の顆粒球の変化を見ると、細菌感染を起こしていないのに顆粒球が増
え、その顆粒球が粘膜にとりついて破壊していくのです。
これを人間に当てはめれば、ストレスによる顆粒球の増大が粘膜を破
壊し、潰瘍がどんどん進んでいくことになるのです。それが、発がんを
促すことにもつながります。
同上 P30−31
(4)がん検診を受けると、本当のがんを引き起こすこともある
@「要精密検査」の結果が強烈なショックとなり、ストレスが増大す
る
・・・がん検診というのは、ほんのわずかでも疑いがあれば、みんな
「クロ」だと判定するものです。必要以上に多くの人が、引っかかるよ
うにできているシステムです。
本当にがんにかかっている人の10〜20倍、あるいはそれ以上の割
合で、「要精密検査」の烙印が押されるようになっています。 そして精密検査によって実際にがんだったという人は、20〜40人
に一人ということになるわけです。
Aがん検診は、健康な人に強いストレスを与える
がんの集団検診を受け、「要精密検査」という結果を手にしたら、そ
れだけで大きな不安を感じてしまい、目の前が真っ暗になってしまうも
のです。
がんだとは決まっていないのに、ときとして「がん宣告」にも等しい
ショックを受けてしまうからでしょう。 このようなことは、体にとても強力なストレスを与えてしまいます。
・・・このようなストレスだけで、交感神経の極度の緊張状態が起こ
り、本当にがんになりかねないほどです。
本来はがんでも何でもない人に、とてつもないがんのリスクを負わせ
ているといっても過言ではありません。
がん検診を長年行っている地域のほうが、むしろ発がん率が高いとい
うデータもあります。これは、なかなか発表される機会がないのです
が、事実なのです。 がん検診を受けるか受けないかは、がんの疑いを指摘されても、平気
だと思える自信があるかどうかによるといえるでしょう。
同上 P32−33
(5)リンパ球が多すぎても、がんになることがあるので要注意
がんは、交感神経が極度の緊張状態に陥って、顆粒球が増加すること
で引き起こされます。しかし、これとは正反対のメカニズムでも、引き
起こされることがわかっています。
がん発生の2〜3割は、これに該当するものです。
・・・日ごろから運動不足の人、あるいは肥満の人も、がんになる確率
が高くなります。
運動不足や肥満の人の体を調べて見ると、体内のリンパ球の数が大変
多くなっています。がんの多くは顆粒球の増大が原因ですが、リンパ球
が異常に多い人もまた、確率が高まります。
リンパ球が多すぎるということは、副交感神経が優位の状態にあり、
体がリラックスしすぎているということです。
すると、血管が必要以上に開きすぎ、それによって血流が滞るという
血流障害が起こります。 これが、がんの原因になるのです。このとき、体にむくみを伴うこと
が多くあります。 今日、肥満の人が増えています。とりわけ、男性も女性も、40代、
50代、60代の人に多いので注意が必要でしょう。 また、こうした年代の人は、運動不足気味ですから、要注意です。
同上 P34
(6)手術が引き金になって、がんは全身に広がっていく
がんの治療の代表的なものとして、誰もがいまだに第一に思い浮かべ
るのが手術です。ところが、手術そのものが、免疫を強く抑制するとい
う作用があります。
このため、免疫学の観点から見ると、手術という手段は、根本的に治
療とは矛盾した手段であることがわかります。
@手術でメスを入れると、交感神経の緊張状態がより強まってしまう
がんの治療法の第一にあげられている手術は、がん細胞を取り除くと
いう治療法です。
一見すると、最も確実な方法のようにも思えますが、ある意味では最
も危険な治療法でもあるといえるのです。 これは、手術そのものが、免疫を強く抑制してしまうからです。
がんが免疫抑制の極限の状態で発生することはすでに述べています
が、そのような状態にあるところへ、手術によってさらに免疫抑制が加
速されるわけですから、大きな手術を行った時に、それをきっかけとし
てがんが全身に広がってしまうということが、実に頻繁にあるのです。
・・・もともとがんは顆粒球が増えたために引き起こされたのに、手術
によってさらに顆粒球を増やしてよいわけがありません。
ですから、手術はまず避けたほうが良いということになります。
特に、交感神経をより緊張させる大きな手術ほど行わない方がよいの
です。 また、転移を防ぐ意味でリンパ節を取り除く、リンパ節廓清もよくあ
りません。リンパ節は、がんを抑えるリンパ球が出てくるところです。
それを取り去ることで、免疫抑制がより強くなってしまいます。
A早期発見でがんが小さいうちは、手術も効果がある
ただし、手術を行ってもよい場合もあります。
それは、早期がんであること、がんが原発巣だけにとどまっている場
合に限ります。 このような状態の時には、がんを簡単に取り除くことができるため、
負担も少なくなるからです。
がんの組織は、交感神経を刺激するという性質がありますから、それ
をできるだけ早く抑えるという意味でも効果があります。 そういう意味では、がんはできるだけ早期に発見するにこしたことは
なく、早期受診もまたそれに役立つことになります。 体に異常を感じた時に迷わずに検査を受けることは、大切なことで
す。その後の治療方法さえ間違わなければ、すぐに治すことができま
す。
同上 P36−37
(7)確実に効果のある抗がん剤は、ごくわずかしかない
がんの治療では、抗がん剤の使用が大変広く行われています。
ところが、抗がん剤の服用によって、さまざまな副作用が現れます。 こうしたことは、患者に非常な負担を与えます。 それどころか、抗がん剤による治療のメカニズムそのものに、根本的
な矛盾さえ表面化しているのです。
@抗がん剤の効果があるのは、ほとんどがなじみの少ないがん
多くのがん患者さんは、わらにもすがる思いでつらい副作用に耐えな
がら、抗がん剤の治療を受けていることでしょう。
しかし、「すべての抗がん剤が、がんを完全に治す薬ではない」−こ
のことを、しっかり肝に銘じる必要があります。
現在、抗がん剤で完治が望めるがんとしては、急性白血病・悪性リン
パ腫・睾丸腫瘍などだとされています。
進行を遅らせることのできるのは、乳がん・卵巣がん・骨髄腫・小細
胞肺がん・慢性骨髄性白血病などがあげられています。
これらのうち、乳がんを除いては、あまり聞いたことのないがんであ
ることがわかります。
抗がん剤を使ったがんの患者さんの何パーセントかに、症状が軽減さ
れるなどの効果のあるがんとしては、胃がん・肺がん・子宮がん・大腸
がん・前立腺がん・甲状腺がん・胆道がんなどがあげられます。
これらを見れば、抗がん剤が決して万能ではないことがわかります。
いや、それよりも、「抗がん剤の効果とは、これだけなのか!」と、
驚くのではないでしょうか。
A抗がん剤は、がん細胞だけではなく、正常な細胞も傷つけてしまう
抗がん剤の効果があまりにも低いことに驚かされますが、
さらに、やっかいな問題も抱えています。
それが、「薬物有害反応」−つまり、副作用です。
抗がん剤は、がん細胞だけではなく、正常な細胞も傷つけてしまいま
す。
抗がん剤による副作用には、次のようなものがあります。
白血球の減少・発熱・血小板の減少とそれによる出血・血色素の減少
による貧血・吐き気や嘔吐・しびれ・激しいせき。 また、皮膚がぼろぼろになる、唾液が出なくなる、髪が抜けてしま
う、下痢なども、典型的な抗がん剤の副作用です。
抗がん剤は、がん細胞だけを狙い撃ちし、正常な細胞には影響を与え
ないというのが理想的ですが、そのような薬は、現在は皆無です。 現在もなお、がんだけに効果のある抗がん剤の研究が進められている
のは確かです。 しかし、現状は、抗がん剤を使う場合には、副作用を軽減する薬を併
用したり、副作用の異なる複数の抗がん剤を使い、その分散をはかるな
どの療法が行われています。 また、こうした副作用に耐えられる体力のある患者さんに利用が限ら
れるなど、抗がん剤には、問題点がたくさんあるということをわかって
いただきたいのです。
同上 P38−39
(8)抗がん剤は、一部のがん細胞をやっつけるが、戦う力も奪う
抗がん剤を使用すると、ほとんどの場合、つらい副作用を伴います。
これは、免疫を大きく抑制してしまうからです。
病気を治すために飲む薬なのに、かえってつらい思いをするばかり
か、体力をみるみる消耗させてしまいます。
@抗がん剤は、がんだけを狙い撃ちにすることはできない
抗がん剤は、もともとは白血病の治療に使われたものです。白血病に
よく効いたものですから、すべてのがんに効くかのように思われまし
た。
しかし、すでに見たように、抗がん剤の効果が発揮されるのは、ほん
のわずかのがんでしかありません。効果があっても、完治に至るという
例はごくわずかなのが現実なのです。
抗がん剤による治療を受けているがんの患者さんは、一様にやつれて
います。
抗がん剤の投与が、患者さんの体に大きな負担となり、免疫系が極度
に抑制されている証拠です。
*以下省略:興味のある方は、ぜひ書店で購入してみてください。
A抗がん剤は、体の持っている治癒力もうばう
抗がん剤は、がんだけを狙い撃ちするのではなく、体全体の新陳代謝
そのものを抑制するための薬です。
確かにがんの活動を抑えることはできる。しかし、新陳代謝も抑え込
まれるために、体力も失われてしまいます。
その結果として、体がやつれてしまいます。 体が本来持っている治癒力もまた、失われていくのです。 もちろん、抗がん剤治療がすべてよくない、というのではありませ
ん。
抗がん剤の中には、がんの病巣に直接薬を注入して、がん組織の分裂
を止めるものもあります。しかし、それで治ったからといって安心もで
きません。 がんを発生させる生き方そのものを変えなくては、何の解決にもなら
ないのです。
同上 P40−41
(9)放射線照射も免疫抑制を招き、種々の副作用を起こす
がん細胞を、鋭敏なビームで狙い撃ちするー。そんなイメージの放
射線療法は、機器も大がかりで最新のテクノロジーを駆使した、とても
効果的な治療法のように思えます。 確かに機器の進歩により、照射部分に潰瘍が起こったり、ケロイドが
できるなどの目に見える副作用はなくなりました。 しかし、放射線の照射によって体がだるくなったり、疲れたりするな
どの症状が現れるのも事実です。
@がんのある部位を精確に狙い撃ちできる、最新の放射線照射技術
放射線の照射による治療は、手術と同じく、がんとその周辺の限られ
た場所を狙い撃ちする方法です。
しかし、手術とは異なり、がんの発生した部位あるいは臓器を摘出し
ませんから、治った時には元通りの生活ができるようになるという特徴
があります。
・・・放射線ががんに向けて照射されると、がん細胞に直接作用し、細
胞分裂を止めたり、細胞を殺したりします。
最近は技術が大変に進歩し、がん細胞のある部位に精確に放射線を照
射できるーまさに狙い撃ちできるようになっています。
Aがん組織への狙い撃ちでも、体全体が免疫抑制になる
そうした技術革新により、高度な放射線照射が可能になったにもかか
わらず、放射線療法を受けると、全身が免疫抑制状態に陥ります。
「とても疲れる」というのが、その典型的な症状です。体の活力がな
くなってしまいます。
がんからの回復に効果的なリンパ球は骨髄で作られますが、そこへは
放射線が照射されなくても、こうした症状が起こってしまいます。 これについては、これまでは原因不明だとされていましたが、免疫学
の観点から見ると、簡単に答えを出すことができます。 いくら精確な照射ができるようになったとはいっても、がん組織との
境目にある正常な細胞も幾分かは壊されてしまいます。 これにより細胞の内容物が出てきますが、それが交感神経の緊張状態
をつくるのです。したがって、顆粒球が増大してしまいます。
また、もし放射線照射によって骨髄細胞や免疫組織そのものが傷つけ
られれば、リンパ球がつくられなくなってしまうということにもなるの
です。
・・・放射線そのものが、発がんを促す性格のものであることを充分に
理解し、安易に放射線療法に向かうことは避けることも大切でしょう。
同上 P42−43
(10)免疫力を高めれば、がんはみるみる小さくなっていく
がんの発生メカニズムと三大療法(手術・抗がん剤・放射線照射)の
問題点について明らかになってきたところで、次に、「安保免疫学」を
実践するとなぜがんが治るのかについて説明していきましょう。
そのポイントは、熱が出たり痛みが生じたのちに、がんが自然に退縮
していくということにあります。
@安保免疫学の原点は、免疫力を高めて病気を治すこと
ここでもう一度、がんが発生するプロセスを、簡単におさらいしてお
きましょう。
強いストレスにさらされる→交感神経の緊張状態が続く→リンパ球減
少で免疫抑制状態に→顆粒球過剰で細胞が破壊される→がんが発生する
このプロセスが繰り返され、がんは増殖します。それを断ち切るため
には、ストレスをためないような生活をすることで、リンパ球をふやし
てやることが必要です。
それが、「免疫力を高める」ことにつながります。 ここに、「安保免疫学」の原点があります。
A免疫力でがんを治す過程では、治癒反応が起こる
リンパ球が増えてくると、がん組織の自然退縮が間違いなく始まりま
す。
この過程で、多くのがん患者さんは、発熱による体のだるさ、節々の
痛みを訴えます。
がんによっては、下痢・せき・血便・血尿などの症状が現れることも
あります。 これらは、リンパ球ががんを攻撃するときの炎症反応であり、「治癒
反応」といわれるものです。 これに対して、対症療法として解熱剤や鎮痛剤、消炎剤、ステロイド
剤を服用すると、症状はおさまりますが、本来の治癒過程にブレーキを
かけることになります。
このことを充分に理解しておかないと、がんの退縮にはつながってい
きません。
がんの「温熱療法」というものがあります。
これは、がん細胞が熱に弱いから効くのだという見方をされています
が、免疫学の視点から見ると、熱があるときにはリンパ球が活発に働け
る環境にあるという意味で、よい療法だといえます。
風邪にかかると、リンパ球が風邪のウィルスと戦うために、高熱が出
ます。
ちょうどそれと同じ反応が起こるため、効果的だといえるのです。 これを見ても、抗がん剤で発熱させない治療方法が、免疫学の視点か
らは、矛盾した方向に向かっているといわざるを得ません。
治癒反応は、実は、抗がん剤が広く使われるようになる以前、がんが
治る過程に必ず通る反応だとしてよく知られていました。
この反応は、リンパ球による免疫が活性化して起こるものですから、
抗がん剤により免疫抑制が長く行われるようになったために、忘れ去ら
れてしまったというわけです。
同上 P44−45
(11)免疫学では、転移も、がんが治る「うれしいサイン」
がんに関しては、さまざまな誤解や思い込みがたくさんあります。
「こわい病気」「不治の病」「三大療法」「転移」・・・。
免疫学の観点から見ると、これらは、いずれも根拠のないことである
とわかります。ここではまず、がんの「転移」は、実は治るサインであ
るという事実を紹介します。
@がんの転移も、完全治癒の道であることを認識してほしい
「がんの転移=がんの悪化」、これは誰もが描く等式でしょう。
手術を受けたのに、また別のところで再発した。
抗がん剤のつらい治療を続けているのに、転移を宣告される・・・。 このようなケースでは、どんなに意志の強い人でも、目の前が真っ暗
になるような絶望感に陥ります。
ところが、免疫学の観点からは、「転移=悪化」はまったく逆で、転
移もがんが治る「うれしいサイン」なのです。 転移を起こすタイミングを見てみると、リンパ球の数が増え始める時
期に合致しています。
リンパ球がふえれば、体の免疫力が高まり、がんが退縮し始めます。
つまり、治癒に向かっていくわけです。
A転移しても、決して動揺しなければ、がんは治っていく
転移→治癒のメカニズムを、もう少しわかりやすく説明すると、次の
ようになります。
がんが発生した時、リンパ球が増えるような療法を続けると、がんの
原発巣ー最初に発生したがんを、リンパ球が攻撃します。
このため、原発巣のがんは攻撃に耐えきれず、それでも生き延びよう
として別の場所に移る。それが転移というわけです。
つまり、がんがダメージを受け、断末魔の悪あがきをしているといっ
てよいでしょう。 このとき、転移したからと、抗がん剤を使ったり、放射線を照射した
りすればどうなるでしょうか。
当然、免疫力が低下して、転移したがんが新しい場所で活動し始めて
しまいます。
がんが転移したことがわかると、当然動揺します。しかし、そうした
ことで体が交感神経の緊張状態になると、せっかくがんが退縮し始めて
いるのに、逆効果になってしまいます。
同上 P46
(12)笑いを絶やさなければ、がんは治るーがんを治す4か条
本書の冒頭で、「がんを治す4か条」を紹介しました。ここでは、こ
れについて、もう一度説明していきます。
@生活のパターンを見直すー7割人生のほうが、夢をいつも持ってい
られる
私たちの周囲には、ストレスがあふれています。ひとたび職場に出れ
ば、否応なしにビジネスの渦に巻き込まれてしまいます。・・・
ストレスのない生活は考えられませんが、すべて「7割」でよしとす
ることが大切です。
パーフェクトー10割を目指せば、到達できずにきっとストレスにな
ります。
7割できれば、切り上げましょう。残りの3割は、次の目標とする。
そうすれば、また新たな希望もわいてくるものです。
Aがんへの恐怖から逃れる
B免疫抑制の治療をやめるーがんは必ず治る
がんは不治の病ではありません。恐怖など感じる必要は、まったくな
いのです。
たとえがんの宣告を受けても、ここで紹介している、4か条の実践を
続ければ、リンパ球が増えて交感神経の緊張状態が改善され、がんは退
縮していきます。
ですから、もし手術、抗がん剤、放射線照射などの、免疫を抑制する
治療を受けようとする場合、あるいは受けている場合には、すぐにやめ
るべきです。
C副交感神経を刺激するー体にいい物を食べて、軽い運動を続ける
副交感神経を刺激すると、リンパ球が増えて免疫力がアップします。
具体的には、胃や小腸、大腸などの消化管を刺激すると、副交感神経
も活性化します。
これは、消化に関わる働きはすべて、副交感神経がつかさどっている
からです。 そのため、体によいもので消化管を適度に刺激するような食べ物を、
積極的に食べることが大切です。
こうした食べ物には、玄米や野菜、きのこなどがあります。・・・ また、一つの生命体として完結し、ほとんどの栄養素を含んでいる小
魚や小エビなども、副交感神経を刺激するための、おすすめの食品で
す。
そして、何よりも「笑うこと」−。笑顔を絶やさないと、気分もリラ
ックスします。
そうすると、副交感神経がぐんと活性化され、免疫力もますますアッ
プします。
同上 P48−49
(13)免疫力アップを目指すなら、「ムリ」をせず、「ラク」をしな
いこと
私たちの体のすべての細胞は、自律神経のコントロールのもとにあり
ます。免疫に深く関わる、白血球も同様です。
体の起こすつらい症状、また不快な症状も、体の状態を正常に保つた
めの反応なのです。
@免疫力アップには、強いストレスをできるだけなくすこと
病気は、なぜ起こるのでしょうか。その答えは、すでに出ています。
「強いストレス」です。
仕事上の無理、悩み、家庭内の問題・・・。肉体的・精神的なストレ
スの理由は、日常生活の中ではたくさんあります。
感染もストレスになります。
こうしたストレスの刺激により、自律神経がアンバランスになる。
それが引き金となり、体内の細胞や、本来は体を守るはずの白血球が、
異常な行動を起こすようになります。
これが、病気です。体に負担がかかり、障害が起こります。
ストレスがつのると、交感神経を極度に刺激し、体の中で組織破壊が起
こるのです。
これらを防ぐためには、「免疫力のアップ」が必要であり、それには
ストレスをなくすことしかありません。ストレスフリーこそ、病気に立
ち向かう最大の武器であるといえるのです。
Aメリハリのある心のあり方や生き方が、バランスのよい状態を生む
ストレスから解放されることが大切といっても、だらーっとしてしま
っては、逆効果になります。
リラックスのしすぎは、別の意味で体にとってはストレスとなってく
るものなのです。
そのよい例が肥満です。肥満は、副交感神経が優位の状態ですが、度
が過ぎると、息切れや疲労が生じ、とたんに交感神経優位のストレス状
態になってしまうからです。
また、アレルギー疾患も「ラク」のしすぎによるものです。
要は、バランスを保った、「心のありかた」「生き方」が大切です。
メリハリのある生き方、無理をせず、かといってだらけないことが求
められます。
そういう意味では、適度な運動を常に続けることは、血液の循環を促
すことや筋肉をバランスよく鍛えることにもつながり、効果があるもの
です。
B食と呼吸の生活改善で、免疫力はアップする
免疫力アップのもう一つのポイントは、「食」と「呼吸」です。
ものを食べることで、副交感神経が刺激され、交感神経優位の状態が
解消されます。
もちろん食事の内容も重要です。
玄米を中心として食物繊維を多くとるとともに、小魚や小エビを積極
的にとるようにします。
また呼吸は、自律神経のコントロールのもとに行われますが、それと
ともに、自分の意思でコントロールすることもできるものです。興奮す
ると呼吸も速くなり、交感神経が優位になります。
しかし、そこで大きく深呼吸すると、気持ちがゆったりし、とたんに
副交感神経優位の状態にもってくることができるのです。
同上 P66−67
別冊宝島 図解「安保徹の免疫学入門」宝島社(定価680円)より
*がんだけでなく、アレルギー・シックハウス症候群・アトピー・ス
テロイドの副作用・腰痛や膝痛の治療に消炎鎮痛剤を使うことの危険
性・膠原病・リウマチ・潰瘍性大腸炎やクローン病・高血圧などについ
ても書かれていますので、これらの病気でお悩みの方も、ぜひ、お読み
になってみてください。
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| 続けて、「安保徹の免疫力を高める食べ方」を読みました! |
No.13 - 2010/02/22 |
何年も前のことですが、雑種の柴犬を飼っていました。
初めて家に来た時は、大人の親指くらいご飯を食べると、もうお腹が一
杯らしく、玄関の下駄箱の下に隠れて、クンクン泣いていました。
2年位して散歩に行ったとき、20分ほど歩くと動かなくなってしま
ったのです。とても散歩好きの犬なので、おかしいなとおもって見る
と、腹の柔らかい部分がパックリ裂けていました。
飼主と同様、ボンヤリした犬なので、散歩の途中で出会ったよその犬に
噛まれたようです。
家につれて帰って、いやがる犬に消毒液を塗りました。・・・貧乏な
ため、病院には行きませんでした。
犬は小屋の奥の方で、時々傷口を舐めながら、じっとしていました。
大好きな牛乳や、ハム、チーズなどをあげても、ほとんど食べません。
その時は、散歩に行けない(おしっこやうんちができない)から、手
をつけないのだろう、くらいに思っていました。
ところが、実は深い思慮にもとづくものだったということを、後に知
りました。
・・・油断していると、肩口によその犬のうんちをなすりつけて喜んで
いるような犬でしたので、自分の知恵というよりは、本能に従っただけ
だとは思いますが。
そうした方法で、なんと、自分で治してしまったのです!
前置きが大変長くなり恐縮ですが、安保先生の本の、
3章「病気にならない安保流・生活術」の、1節「勘を磨いて病気をは
ねのけよう」の中にも、同様のことが書かれていますので、ご紹介させ
て下さい。
◎「病気のときは栄養を断って体を休ませる」
高血圧や高血糖といった慢性疾患では、初めから薬に手を出さないの
が一番です。
すでに薬を飲み始めている場合は、徐々に薬を減らしながら体を調整
していくのがよいでしょう。 (中略)
にもかかわらず、現代人はあいかわらず薬漬けの人が大勢います。人
間は、すっかり動物的な感性を失ってしまったのでしょうか。
野生動物は病気になったとき、食を断って治します。本来、人間も食
を断って病気を治していたのです。
その証拠に大病をすると食欲がなくなります。体が解糖系からミトコ
ンドリア系にシフトさせているからです。
それを私たちは勘違いして、「食べないと抵抗力を失うから」と点滴
をしたり、滋養のあるものを食べて、無理やり栄養を体内に入れようと
します。
体力を回復させるために栄養は必要なので、ある意味では一理ありま
す。
しかし病気のかかり始めのときは、体のさまざまな機能を休ませるた
め、食べ物を体内に入れないようにし、回復してきたら徐々に食べるほ
うがいいのです。
実は私たちの体はそれを食欲減退として教えてくれているのですが、
私たちの意識がそれを感じ取ることができていません。
野生動物は、体調が悪くなるとうずくまったり、どこか見えないとこ
ろに行って休息をとります。お腹が空いても、足の速い草食動物を捕ま
えられないのであきらめます。そのため、心筋梗塞を起こすなんてこと
もありません。
つまり、動物としての本能に忠実に反応しているのです。
私たち人間も動物としての勘は備わっているのですから、もっと勘を
磨いて体の声を聞くことが大切なのです。
「安保徹の免疫力を高める食べ方」 安保 徹 先生 著
(株)中経出版 中経の文庫 533円+税 P66−68
もう一点お話しさせて下さい。
5年位前、私の亡き父が地元の病院の紹介により、某国立の病院に入院
したのです。
入院する時は、「悪いところがあったら、検査して全部見つけてもら
うんだ」と、穏やかな表情で話していたことを、今でも、鮮明に覚えて
います。
ところが、一連の厳しい検査が始まると、見る間にげっそりと痩せて
ゆきました。
*私はそのような検査を、とくに、高齢者がすることには、もともと
反対でした。
・・・結果として、すい臓の裏のほうに、地元の病院では見つけられな
いような癌が見つかったとのことですが、「一応の生活」ができていた
人間の、治療もできない(困難な)癌を見つけることに、格別の意味が
あるとは、どうしても思えません!
その人の性格(が決めること)ですから仕方がありませんが、のらり
くらりと生活していた方が、はるかに質の高い老後が送れたのではない
かと、今でもとても残念です。
大学病院で癌の外科手術を受けた後、他の病院へ転院させられまし
た。
その病院では、(ご丁寧に)個室に入れられ、鼻にチューブを通され
て苦しそうでした。
*転院をさせたのは、「死亡」としてカウントしたくないためでしょ
うか?
また、転院も、死亡者を紹介すると葬儀社が病院に謝礼を支払う慣行
を連想させて、なんとなく不快でした。
私の父は、なにしろ旧陸軍の志願兵で、田舎の伯父が3軒先まで声が
聞こえる(田舎は家の間隔が離れていますから)と苦笑したほど壮健で
したから、転院した病院でも(なかなか死ねず)見ていてかわいそうで
した。
前置きがとても長くなり、不愉快な思いをされた方もおられるでしょ
うが、安保先生の、先の本の続きをご紹介させていただき、終わりま
す。
◎「死期を迎えたときの判断」
食を断つのは、病気のとき以外にも、もうひとつあります。
それは死ぬ間際です。
動物はみんな食を断ってこの世を去っていきます。
空海や昔の偉人たちもそうしています。
そのほうがいつまでも考え方が清明で、この世に感謝しながら去れる
のでしょう。
死期を悟ったら病院へ行って点滴を受けるのではなく、食べ物を口に
しないことです。
ところが、このときに体内に栄養を入れると、栄養処理にエネルギー
が使われ、七転八倒の苦しみを味わいながらこの世を去ることになりま
す。
ただ、これは他人に要求することではありません。私たちひとりひと
りが自分で決心するものです。
私自身も、自分がその瞬間を迎えたら、どういう判断をするのかわか
りません。今から自分でも楽しみです。
前掲書 P68−70
◎この本では、「おいしくて免疫力が高まるおすすめレシピ」として1
5例、また、「これが安保流・1週間の食事レシピ」として64例もの
レシピも紹介されています。 ぜひご一読を、おすすめいたします。
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| 「病気にならない免疫生活のすすめ」を読みました! |
No.12 - 2010/02/06 |
著者の「安保先生」は、新潟大学大学院の教授だそうですが、
時々NHKのラジオにも登場する、東北なまりの、とても温かそうな人柄
の方です。
・・・私も大ファンで、先生の声がラジオから聞こえると、耳をそばだ
てて聞いています。
私の母が2年位前から、血圧の薬を飲み始めました。まじめな性格な
ものですから、一生懸命飲むのです。母の姉が何年か前に、福島の温泉
で倒れたことも、「一生懸命さ」の理由かもしれません。
ところが、傍で見ていると、なんとなく(薬を飲み始めてからは、と
くに)体の調子が悪そうなのです・・・。
5年位前に父が、大学の付属の病院で治療を受けて亡くなったことも
あり、私は「薬や、がん治療」などに不信感を持っているものですか
ら、そんなに真面目に飲まない方が良いのになあ、という眼でみていま
した。
前置きが長くなってしまいましたが、そんな時にこの本を偶然見つけ
たのです(本屋のレジ前に平積みにされていました)。
◎ 第5章「薬をやめれば健康になれる!?」、第1節「薬は悪循環を
招いてしまう」の中から、一部ご紹介させていただきます。
「薬で病気が治るのだったら、こんなに楽なことはありません。今頃、
病気はすべてなくなっているはずですから。
ところが患者の数は減るどころか、どんどん増えています。
現代における病気は、すべて食生活の問題、社会や職場におけるスト
レスの問題、環境の問題など、現代社会が生み出した独特のひずみから
出てきたものです。
社会全体が生み出した破綻を、薬一つで治せればいいでしょう。
しかし、実際は薬は問題を解決してはくれません。
薬の罠は、「麻痺ぐらいはさせられる」という点にあります。
急性疾患の場合は、ある程度症状が軽くなったりするので、薬を使う
ことも効果的です。
しかし、薬は一時的に症状を麻痺させるだけなので、長期間にわたっ
て飲み続けても根本的な原因を治すことはできません。
特にお年寄りが飲んでいい薬は一つもありません。
お年寄りが高血圧の薬や、抗不安剤、睡眠薬に手を出すと、体力に余
力がない分、一気に体を痛めつけてしまいます。 40代、50代だったら、まだ跳ね返せる力があるのですが、
70代以上となると、たった一種類の薬でもダメージが大きくなりま
す。
薬を飲み出したら一気に活力を失い、いつも体調不良に悩まされると
いう流れに入ってしまうことでしょう。
私がある老人介護施設に行ったときに見たのは、薬が生む悪循環の流
れでした。 要介護者が、腰が痛いと訴えると、痛み止めを出されます。すると、
血流が悪くなり、高血圧を呼びます。 高血圧を抑えようと降圧剤を飲むと、夜眠れなくなります。
眠れないと不安なので、睡眠薬や抗不安剤などが出ます。 このようにして芋づる式に、薬が山ほど出るのです。 70代以上の人がそれだけの薬を飲むと、薬に太刀打ちできる期間
は、長くて5年くらい。
だから介護施設に入ると、寝たきりになってしまうわけです。
勘の良い人だと、「薬を飲んだらフラフラする」とか、「薬を飲んだ
らかえって変になった」と、体の異変に気づくはずです。 気づいたら、薬から離れればいいのです。
お年寄りが病院で診察を受けるのは、自分の存在意義を確かめること
のできる良い機会です。
だから、どんどん先生に診てもらえばいいでしょう。
しかし、薬は最小限にして、もらっても飲まないくらいの決意が必要
です。」
P156−159
◎ とても読みやすい本ですので、ぜひご一読を、お勧めいたします。
「病気にならない免疫生活のすすめ」
新潟大学大学院教授 安保 徹 先生 著
(株)中経出版 発行 中経の文庫 495円+税
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